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「ごみ箱を空にする」で完全削除したファイルやフォルダの復元方法

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「削除」と「完全削除」の違いは?

ファイル・フォルダの削除には、削除するファイル・フォルダを「ごみ箱」と呼ばれるフォルダに移動するだけの「削除」と、ごみ箱に移動することなくパソコン上から消去する「完全削除」の2種類の方法があります。

なお、「ごみ箱を空にする」で、ごみ箱からファイルやフォルダを削除した場合も「完全削除」になります。

削除方法 特徴 操作・備考
削除 ・ごみ箱に入る
・いつでも元に戻せる
・Deleteキーで削除
・右クリックメニューで「削除」を選択した場合
完全削除 ・即時消去される
・復元には復元ソフトが必要

・Shift+Deleteキーで削除
・SDカードやUSBメモリ内のファイルの削除
・ごみ箱から削除

※ディスク上のデータが上書きされてしまった場合は復元ソフトでも復元が困難になるので、できるだけ早く復元する必要があります。
※SDカードやUSBメモリー内のファイル・フォルダは、ごみ箱に入ることなく常に完全削除されるので注意が必要です。

ファイル・フォルダの復元方法

「削除」で削除したファイル・フォルダは、復元しようと思えばいつでも復元できますが、「完全削除」で削除した場合は、復元ソフトを使用しなければ復元することができません。

①「削除」の場合

「削除」で削除したファイル・フォルダを復元するには、ごみ箱アイコンをダブルクリックするか「ごみ箱アイコンを右クリック > 開く」で、ごみ箱を開きます。

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次に、ごみ箱フォルダの上部にあるメニューから「すべての項目を元に戻す」または、ファイル・フォルダを選んで「選択した項目を元に戻す」をクリックします。

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「すべての項目を元に戻す」をクリックした場合は、確認ウィンドウが表示されるので「OK」ボタンをクリックします。これで、ごみ箱内のファイル・フォルダは元の場所に戻されます。

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②「完全削除」の場合

完全に削除したファイル・フォルダはWindowsで復元できませんので、Amazonなどで購入できる「復元ソフト」を使用します。

⇒ アマゾンで「復元ソフト」を見る

ちなみに、管理人は10年以上前に購入したAOSデータの「ファイナルデータ8.0」を使用していますが、このシリーズは操作が簡単で使いやすくしかも復元率も高いので、初めての方にもおすすめできます。

現在はバージョンが上がって「ファイナルデータ11+」という商品名で販売されているようです。価格は約7,300円です。

⇒ アマゾンで「ファイナルデータ11+」を見る

復元ソフト「ファイナルデータ」について

ご紹介するサンプル画面は「ファイナルデータ8.0」のものですが、確認したところ最新バージョンの「ファイナルデータ11+」も、これに近いデザインになっています。

まずは、起動して最初に表示されるメニュー画面です。

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次は、削除されたファイル・フォルダをスキャンしている画面です。ディスク全体をすべてスキャンするので、容量が大きくなるほど時間がかかります。

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スキャンが終わると、削除されたファイル・フォルダの一覧が表示されるので、その中から復元したいファイル・フォルダを選んで復元します。

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復元ソフトの復元率を上げる方法

データの復元率はタイミングによって違ってきますが、時間が経つほどディスク上のデータが上書きされて復元率が下がってしまうので、復元率を上げたい場合は、復元の対象となるドライブをパソコンから取り外すなどして、できるだけ早くデータを保護することをおすすめします。

備考・その他

復元ソフトで復元できるのは、以下の場合に限られます。

  • ごみ箱から削除した場合
  • クイックフォーマットで削除した場合
  • データが上書きされずに残っている場合

完全フォーマットしたドライブのデータを復元は不可能となります。

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