パソコンの起動が遅くなる・・・
つい先日の話しですが、メインで使っているパソコンが「起動が極端に遅くなって時々しか起動しなくなる」という、ちょっと深刻なトラブルに見舞われました。
その時の症状は以下です。
- パソコンの電源を入れる
- メーカーのロゴが表示される
- 待つこと数分~数十分
- 運が良ければ起動(7割は起動しない)
管理人のパソコンは6年目に突入しているので、いつ壊れてもいいようにデータのバックアップは取ってありますが、やはり使い慣れたソフトウェアや環境を失うのは大きなマイナスでしかありませんので、できるだけ避けたいところです。
結局、約3日間ほど、あれでもないこれでもない・・・と奮闘することになりましたが、そのおかげでようやくおおよその原因と対処方法を見つけることができました。
このトラブルの原因は?
結果から言うと今回のトラブルの原因は、パソコンとUSB3.0で接続していた外付けHDD間の通信不良でした。
パソコンは電源を入れた直後に、どんな周辺機器が接続されているかをチェックするため各周辺機器と通信を行いますが、管理人のパソコンはこの時に、USB3.0で接続されている外付けHDDからの応答がなく、パソコンがそれを待ち続けたために起動が停止状態になってしまったようです。
なぜ、パソコンとUSB3.0で接続の外付けHDD間の通信が不調になったのかは不明ですが、管理人のパソコンは、少し前からUSB3.0ポートの一つが壊れて通信不能になっているので、もともと不調だったUSB3.0の機能がさらに悪化したとみて間違いありません。
~ 対処方法 ~
今回の対処方法はとても簡単です。「外付けHDDを接続するUSBポートを、別のUSBポートに変える(USB3.0ではなくUSB2.0のポートに変える)」だけでした。
管理人のパソコンには、6つのUSBポート(USB3.0×4、USB2.0×2)があるので、ダメもとでUSB3.0の外付けHDDを、すべてのUSBポートで差し替えながら起動したところ、USB3.0のポートは4つすべてがアウトでしたが、2つのUSB2.0ポートを使用すれば100%確実に起動できるということがわかりました。
USB3.0の機器をUSB2.0ポートに接続するため、通信速度は大きく低下しますが、「今すぐに何とかしなければならない…困った…」という危機的な状況に陥るよりはまだマシだと言えます。
USB2.0で動かせば使用可能
その後、いろいろ試したところ、USB3.0のポートが不調でも、接続する機器がUSB2.0の機器であれば、問題なく使用できるというのがわかりました。
これは、USB3.0とUSB2.0はコネクターの形状は同じでも、回路的には別になるので、たとえUSB3.0の回路が壊れても、USB2.0の回路が壊れていなければ、USB3.0のポートはUSB2.0のポートとして使用可能だということです。
ただし、USB3.0の周辺機器をUSB2.0で接続するには、USB2.0ポートに接続するかケーブルをUSB2.0仕様のものに変えて、強制的にUSB2.0で接続する必要があります。
パソコンの寿命に備える
ということで、「この頃パソコンの起動が不安定で遅いなあ・・・」とお困りの方は、一度USBポートやUSB接続の周辺機器のチェックをおすすめしますが、USBポートに異常が出るということはパソコン自体の寿命が近づいている可能性が高いので、すぐにでもバックアップを取って万が一に備えた方が良いでしょう。
備考・その他
もし、USB関係に異常や問題がなかった場合は原因が他にあることになりますが、過去に似たような同じようなトラブルに見舞われた時に、BIOSの設定をやり直しただけで復旧したこともありましたので、一度BIOSの設定をし直してみても良いかもしれません。
それでは・・・
END