パソコントラブルの解決屋さん

パソコントラブルを解決するための情報ブログ

パソコンが遅くなった時の原因の調べ方と対処方法

パソコンが遅くなった原因は?

今回はパソコンが遅くなった原因の調べ方とその解決方法について説明します。もし、最近パソコンが遅くなったけど原因がわからない・・・とお悩みの場合は、ぜひ参考にしてください。

原因の調べ方

パソコンが遅くなった原因の多くは「タスクマネージャー」で調べることができます。

タスクマネージャーは、Windowsに標準でインストールされている管理ツールで、現在のCPU使用率、メモリ使用量、ストレージ転送状態、動いているアプリの数や名前などをリアルタイムで確認することができるため、パソコンのさまざまなトラブルの原因を調べる際に役立ちます。

<手順>

まずは、以下の手順で「タスクマネージャー」を起動します。

・Windows 10 の場合

スタート ⇒ Windows システムツール ⇒ タスクマネージャーをクリック

・Windows 11 の場合

スタート ⇒ すべてのアプリ ⇒ Windows ツール ⇒ タスクマネージャーをクリック

※タスクマネージャーを起動すると次のような画面が表示されます。

タスクマネージャーが起動したら、上部のタブメニューから「パフォーマンス」タブをクリックして、CPU、メモリ、ディスクの使用率グラフを確認します。

そして、その中に使用率が100%に近い項目があった場合は、そのパーツがパソコンが遅くしている原因になっている可能性があるので、次の手順で対処・解決します。

~「CPU」の使用率が100%になっている場合 ~

CPUがフル稼働している状態です。一時的であればとくに問題ありませんが、頻繁に100%になっているようであれば、パソコンの使い方に対してCPUの処理能力が不足していると考えられるので、CPUをより高性能なものに交換して解決します。

ただし、CPUを交換できるパソコンは自作系や一部のデスクトップ型パソコンに限られていますので、多くの場合は、パソコンを買い替えて解決することになります。

また、何も作業していない時にCPUの使用率が100%になっている場合は、プログラムの暴走などが疑われるので、一度パソコンを再起動するなどして対処してください。

<対処方法まとめ>

  • CPUをより高性能なものに交換する
  • パソコンを買い替える
  • 再起動する

~「メモリ」の使用率が100%近くになっている場合 ~

メモリが不足気味になっている状態です。メモリが不足気味になると「仮想メモリ」が使われるようになるため、パソコンの動きが遅くなります。

この場合は、使わないアプリを終了したり、開きっぱなしになっているブラウザのタブを終了するなどして、メモリの使用率を下げる必要がありますが、単体で大量にメモリを消費するアプリもあるので、そういうアプリを使用する場合は、パソコン本体のメモリ容量を増やして解決します。

ただし、近ごろではメモリを増やすことができないパソコンも多く存在しますので、その場合は、パソコンを買い替えることで解決します。

また、まれにプログラムの暴走などでメモリが100%を超えてしまい、パソコンがフリーズしたり、ほとんど何もできないほど遅く重くなることがありますが、その場合は通常の再起動ができませんので、電源ボタンを長押しして強制的にパソコンを再起動します。

<対処方法まとめ>

  • メモリの使用率を下げる
  • メモリ増設、または、交換して容量を増やす
  • パソコンを買い替える
  • 強制的に再起動する

~「ディスク」の使用率が100%になっている場合 ~

データの読み書きに時間がかかっている状態です。パソコンの動きが全体的にもっさりとした感じになり、アプリの起動にも時間がかかってストレスを感じるようになります。この状態はディスクの使用率が下がるまで続きます。

発生するのが時々であれば我慢することができますが、毎日のように繰り返す場合は、ディスクをHDDから転送速度の速いSSDに入れ替えて、早めに解決した方が精神的にも良いでしょう。

ただし、ディスクの変更ができないパソコンの場合は、パソコンを買い替えて解決します。

<対処方法まとめ>

・ディスク(HDD)をSSDに変更する
・パソコンを買い替える

※ディスクをHDDからSSDに変更する方法は以下の記事を参考にしてください。

nandemo-otasuke.hatenablog.com

備考・その他

パソコンの動きが遅くなるのは古いパソコンに多い現象ですが、たとえ新しいパソコンでも、性能や使い方によっては、遅いと感じる場合があるので、パソコンを購入する際はどういう使い方をするのか?を良く考えて、自分の使い方に合った性能のパソコンを購入してください。

基本的に高性能なパソコンを買っておけば性能面で困ることはありませんが、高性能なパソコンほど高額になってしまうので、高額なパソコンは大きなセール期間に購入することをおすすめします。

END