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原因は?データの復旧方法は?外付けHDDの電源が入らない時の対処方法

最終更新日:2023年1月26日

外付けHDD(ハードディスク)が電源が入らなくなった時の対処方法タイトル画像

外付けHDDの電源が入らない・・・

昨日までちゃんと動いていたのに、今朝になったら外付けHDDの電源が入らなくなっていた・・・。

長くパソコンを使っていると、一度くらいはこんな突然の周辺機器トラブルに見舞われて、その対処に多くの時間を費やしてしまった経験があると思います。

実は管理人もつい先日、10年近く使用しているUSB接続の外付けHDD(バッファロー製2TB)の電源が入らなくなってしまい、その復旧のためにお金と多くの時間を費やしましたが、一時は、このまま何年もかけて蓄積した2TBものデータが全部消えて無くなってしまうのではないか・・・とかなり焦りました。

外付けHDDにも寿命がある

当然ですが、外付けHDD(ハードディスク)にも寿命があります。毎日使い続ければいつかは故障して読み書きできなくなってしまいますが、動かなくなったからといってすぐにあきらめてはいけません。

なぜなら、外付けHDDの内部にはHDD本体の他にも電子回路が入っているので、一見故障して動かなくなったように見えても、実はその電子回路が壊れただけで、内部のHDD本体は問題なく動く場合があるからです。

<ポイント> 外付けHDDは電源が入らなくなっても、内部のHDD本体が壊れていなければデータの復旧は可能です!

ただし、故障する前に以下の症状が出ていた場合は、たとえ電源が入っても内部のHDD本体が壊れている可能性が高いので、データの復旧はあまり期待しない方が良いでしょう。

<HDD本体が壊れた可能性が高い症状>

  • 一定のアクセス動作を延々と繰り返している
  • HDD内部から異音が出ている

以上の2つ症状が出ていなければ、HDD本体が無事である可能性があるので、復旧を試みる価値があります。

原因を調べる

まずは、以下の手順で電源が入らなくなった外付けHDDの電源状態を確認します。

1.電源アダプターに電気が届いているか?

電源が入らないということは、単純に外付けHDDの電源アダプターに100Vの電気が届いていないだけかもしれません。

まず、電源アダプターを差し込んでいる電源タップや延長コード、壁のコンセントに100Vの電気が届いているかを確認します。

確認方法は他の電気製品を動かすか電気テスターで電圧を測定します。

100Vの延長コードタップ画像

2.電源アダプターから電気が出力されているか?

電源アダプターに電気が届いている場合は、電源アダプターから正常に電気が出力されていない可能性があります。

電源アダプターをコンセントに差し込んで、電源アダプターのケーブル先端の出力端子(コネクター)から直流の電気が出力されているかどうかを電気テスターで確認します。

※この時にテスター棒の金属部分でプラス端子とマイナス端子がショートしないよう十分注意してください。
※電気テスターがない場合はこの手順を飛ばして4に進みます。

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3.電源アダプターの電線が切れてないか?

電源アダプターの出力端子から直流の電気が出力されていない場合は、電源アダプターと出力端子をつなげている電線が内部で切れている可能性があります。

電線を手で触ったり目で確認するなどして、電線に不自然な折れ曲がりや細くなっている部分がないかをチェックします。

※この手順はコンセントから電源アダプターを抜いた状態で行ってください。

バッファローの外付けハードディスクAC電源アダプター画像

とくに、電源アダプターから電線が出る部分とコネクター部分は、曲げのストレスがかかりやすく内部で電線が切れやすい部分です。

アダプターの電源ケーブルの急所

電線が切れているのがわかった場合は、切れた電線を圧着スリーブやはんだ付けでつなげますが、できない場合はメーカーや専門家に修理を依頼するか、同じ型番の電源アダプターの中古品や互換品を入手して交換した方が良いでしょう。

4.アダプターの端子やDCコネクターに接触不良はないか?

電線が切れていない場合は、電源アダプターのコネクター端子や外付けHDD裏側の電源入力端子に劣化(炭化や錆)や汚れがないかを確認します。

電源アダプターや外付けHDD裏側の金属端子は意外と汚れやすく、湿ったホコリっぽい環境で何年も使用していると表面が劣化して接触不良を引き起こす場合があります。

目視で確認して金属が黒っぽく変色している場合は劣化が疑われるので、接点復活剤をスプレーしたり綿棒やヤスリで磨くなどして接点を復活させましょう。

ACアダプターのメンテナンス画像(ヤスリで接点を磨く)

外付けHDDの背面にある電源コネクターの内部もチェックします。

外付けHDDの背面コネクターの点検画像

管理人の外付けHDDを確認したところ10年分のチリ汚れが溜まっているようなのでヤスリで磨きます。

外付けHDDの背面コネクターのメンテナンス画像(ヤスリで接点を磨く)

電源アダプターや本体の電源端子の金属を磨いても電源が入らない場合は、電源アダプター自体が故障している可能性が高くなりますので、修理に出すか同じ型番の電源アダプターの中古品や互換品を入手して交換しましょう。

5.それでも電源が入らない場合

1~5の手順を試しても電源が入らない(電源ランプが点灯しない)場合は、いよいよ電子回路が壊れた可能性が高くなりますので、メーカーや修理業者に預けて修理になりますが、絶対に見られたくない重要なデータが入っている場合や、預けると業務に支障が出てしまう場合もあると思いますので、その場合は、今回ご紹介する汎用品のHDDスタンド(HDDケース)を利用しての復旧を試みると良いでしょう。

バッファローの外付けHDDの基盤画像
※外付けHDD内部の電子回路が壊れる場合もあります。

外付けHDDからHDD本体を取り出して復旧する手順

外付けHDDの中に入っているHDD本体は、家電量販店やパソコンショップ、ネット通販で手に入る内蔵型HDDと同じです。外付けHDDのケースから取り出して市販のHDDスタンドやケースに差し込めば再度外付けHDDとして使用することができます。

1.外付けHDDのケースを分解する

最近の外付けHDDのケースは、ネジを使わないはめ込み式になっている場合が多いので特別な工具は必要ありませんが、開ける時にケースやツメを破損しやすくなっているので、無理にこじ開けないよう注意してください。

ケースを開けるコツは、最初にケースの構造をよく観察してツメの位置を予想し、次にツメとツメの間に細いヘラを差し込んで少しずつスキマを広げることです。うまくツボに入れば「パチッ!」と気持ちよくツメが外れます。

バッファローの外付けHDDケースの分解画像

内部こんな感じで普通の3.5インチのHDDが入ってます。

バッファローの外付けHDDケースを開ける

2.中に入っているHDD本体を取り出す

製品によって違いますが、この外付けHDDはネジを緩める必要もなく持ち上げるだけでHDD本体付きのマウントを取り出すことができました。

バッファローの外付けHDDのHDD本体を取り出す

次に、基板が付いたマウントからHDD本体を外します。

バッファローの外付けHDDのHDD本体をマウントから外す準備

ケース、基盤付きマウント、HDD本体が分割されました。

バッファローの外付けHDDのHDD本体をマウントから外す

3.市販のHDDケースに差し込む

市販のHDDケースを用意します。今回は「ロジテック(Logtec)」のHDDスタンドをアマゾンで購入しました。リンクはこちら ↓↓↓

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ロジテックのHDDスタンド(ロジテック HDDスタンド LGB-1BSTU3)

背面にUSB出力ポート、電源アダプターコネクター、ON/OFFスイッチがあります。

ロジテック HDDスタンド LGB-1BSTU3の背面画像

使い方は簡単、HDD本体を下向きにしてザクリ!と差し込むだけ。

ロジテック HDDスタンド LGB-1BSTU3にHDDをセット

あとは、HDDスタンドに電源アダプターを接続して、USBケーブルをパソコンのUSBポートに差し込んで、電源をONにすれば完了です。HDD本体が壊れていなければパソコンが自動でドライブとして認識するはずです。

ロジテック HDDスタンド LGB-1BSTU3の使用準備が完了

備考・その他

市販のHDDスタンドやHDDケースを利用しても、パソコンに認識されなかったりデータが読み出せない場合は、取り出したHDD本体が壊れていることになり、もう自力での復旧は困難です。

あとはデータ復旧の専門業者さんに依頼するしかありませんが、データの復旧はとても高額なのでサイフへのダメージが大きいところが難点です。

ということで、どうしても消したくない大切なデータは、2重3重にバックアップをしておくことをおすすめします。

www.logitec.co.jp

END

※今回使用したHDDスタンドはこちらです。↓


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