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外付けHDD(ハードディスク)の電源が入らなくなった時の対処方法

外付けHDD(ハードディスク)が電源が入らなくなった時の対処方法タイトル画像

外付けHDDの電源が入らない・・・

昨日までは普通に動いていたのに、今日になったら外付けHDDの電源が入らなくなっていた・・・

PCを長く使って人なら、1度くらいはこんな感じの外付けHDDのトラブルに見舞われ、その対処に何時間も使ってしまった経験があると思います。

実は管理人も、つい先日10年ほど使っている1TBの外付けHDDの電源が入らなくなってしまい、復旧させるためにお金と時間を費やしたばかりですが、一時は2TBのデータが消えて無くなってしまうのかとヒヤヒヤしました。

外付けHDDにも寿命がある

当然ですが、外付けHDD(ハードディスク)にも寿命があります。普通に使い続ければ数年で故障して読み書きができなくなってしまいますが、動かなくなったからといってすぐにあきらめてはいけません。

なぜなら、外付けHDDの中にはHDD本体の他に電源回路とUSB接続回路も入っているので、一見完全に故障したように見えても、実は電源回路やUSB接続回路が壊れただけで、HDD本体は問題なく使える場合があるからです。

電源回路やUSB接続回路が壊れても、HDD本体が無事であればデータの復旧は可能です。

ただし、以下の症状が出ている場合はHDD本体が壊れている可能性が高いので、データの復旧はあまり期待しない方が良いでしょう。

<HDD本体が壊れた可能性が高い症状>

  • 一定のアクセスを延々と繰り返す
  • 電源が入ってもディスクが回転しない
  • ディスクが回転すると大きな異音が出る

以上の症状が見られなければHDD本体が無事である可能性があるので、復旧を試みる価値があります。

状態を確認して対処する

まずは以下の手順で電源が入らなくなった外付けHDDの状態を確認します。

1.電源アダプターに電気が来ているか?

電源が入らないということは、外付けHDDの電源アダプターに100Vの電気が来ていない可能性があります。現在電源アダプターを差し込んでいる壁のコンセントや延長コード、電源タップに100Vの電気が来ているかを他の電気製品を動かすかテスターなどで確認します。

100Vの延長コードタップ画像

3.電源アダプターから電気が出力されているか?

電源アダプターに電気が届いている場合は、電源アダプターから正常に直流の電気が出力されていない可能性があります。電源アダプターをコンセントに差し込み、出力端子から直流の電気が出力されているかをテスターで確認します。

※テスターがない場合は次の4に進みます。

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4.電源アダプターの電線が切れてないか?

電源アダプターの出力端子から直流の電気が出力されていない場合は、電源アダプターと出力端子をつなげている電線が途中で切れている可能性があります。電線を手で触ったり目で確認して、不自然に折れ曲がっていたり細くなっているところがないかをチェックします。

バッファローの外付けハードディスクAC電源アダプター画像

電源アダプターから電線が出る部分とコネクター部分は、曲げのストレスがかかりやすく内部で電線が切れやすいですね。

ACアダプターの異常を目視で点検している画像

電線が切れているのを見つけた場合は、切れている電線をはんだ付けなどでつなげますが、はんだ付けができない場合は電源アダプターを修理に出すか、同じ型番の電源アダプターや互換品を入手して交換しましょう。

5.アダプターの端子やDCコネクターに接触不良はないか?

電線が断線していない場合は、電源アダプターの端子や外付けHDDの裏側にある電源アダプターの出力端子を差し込むDCコネクターが汚れて接触不良を起こしている可能性があります。接点復活剤をスプレーしたり綿棒やヤスリで磨くなどして接点を復活させます。

ACアダプターのメンテナンス画像(ヤスリで接点を磨く)

外付けHDDの背面にあるコネクターもチェックします。

外付けHDDの背面コネクターの点検画像

10年分のチリ汚れが溜まっているようなのでヤスリで磨きます。

外付けHDDの背面コネクターのメンテナンス画像(ヤスリで接点を磨く)

接点を復活させても電源が入らない場合は、電源アダプター自体が故障している可能性が高いので、やはり電源アダプターを修理するか、同じ型番の電源アダプターや互換品を入手して交換します。

6.それでも電源が入らない場合

1~5の対処でも電源が入らない場合は、いよいよHDD本体か電源回路が壊れている可能性が高くなりますので、外付けHDDからHDD本体を取り出してHDD本体の復旧を試みます。

バッファローの外付けHDDの基盤画像
※外付けHDD内部の基盤が壊れる場合もあります

外付けHDDからHDD本体を取り出して復旧する手順

外付けHDDの中に入っているHDD本体は、街のPCショップやネット通販で手に入る内蔵型のHDD本体と同じです。外付けHDDのケースから取り出して市販のHDDスタンドやケースに差し込めば再度外付けHDDとして使用することができます。ただし、HDD本体が壊れていない場合です。

<手順説明>

1.外付けHDDのケースを分解する

最近の外付けHDDのケースはネジを使わないはめ込み式になっている場合が多いです。ケースのすき間にマイナスドライバーを差し込んでグイっと力を入れると「パキッ!」と音を出して割れますが、内部のツメが破損することがあります。

バッファローの外付けHDDケースの分解画像

内部こんな感じで普通の3.5インチのHDDが入ってます。

バッファローの外付けHDDケースを開ける

2.中に入っているHDD本体を取り出す

製品によって違いますが、この外付けHDDは持ち上げるだけでHDD本体+基盤を取り出すことができました。

バッファローの外付けHDDのHDD本体を取り出す

基盤が付いたマウントからHDD本体を外します。

バッファローの外付けHDDのHDD本体をマウントから外す準備

ケース、基盤付きマウント、HDD本体が分割されました。

バッファローの外付けHDDのHDD本体をマウントから外す

3.市販のHDDケースに差し込む

市販のHDDケースを用意します。今回は「ロジテック(Logtec)」のHDDスタンドをアマゾンで購入しました。

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ロジテックのHDDスタンド(ロジテック HDDスタンド LGB-1BSTU3)

背面にUSB出力ポート、電源アダプターコネクター、ON/OFFスイッチがあります。

ロジテック HDDスタンド LGB-1BSTU3の背面画像

使い方は簡単、HDD本体を下向きにしてザクリ!と差し込むだけ。

ロジテック HDDスタンド LGB-1BSTU3にHDDをセット

あとは、HDDスタンドに電源アダプターを接続して、USBケーブルをPCのUSBポートに差し込んで、電源をONにすれば完了です。

HDD本体が壊れていなければPCが自動で認識するはずです。

ロジテック HDDスタンド LGB-1BSTU3の使用準備が完了

備考・その他

市販のHDDスタンドやHDDケースを利用しても、PCに認識されなかったりデータが読み出せない場合は、取り出したHDD本体が壊れていることになり、もう自力での復旧は困難です。

あとはデータ復旧の専門業者さんに依頼するしかありませんが、データの復旧はとても高額なのでサイフへのダメージが大きいところが難点です。

ということで、どうしても消したくない大切なデータは、2重3重にバックアップをしておくことをおススメします。

www.logitec.co.jp

END

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