Windows アップデートとバージョンアップができない・・・
今回は、Windows Update の画面に「デバイスに重要なセキュリティ修正プログラムと品質修正プログラムがありません。」と表示されて、Windows のアップデートやバージョンアップができなくなるというトラブルの解決方法です。もしも、同じようなトラブルで困っている方は、ぜひ参考にしてください。
このトラブルの原因は?
管理人の場合ですが、Windows のアップデートに失敗するようになった原因は、昨年秋にパソコンのシステムドライブを HDD から SSD に交換した際に、Windows が SSD をアップデートが不可能な USB フラッシュドライブだと誤認識してしまったからでした。
このトラブルが発生すると Windows の更新時に「このPCではWindows 10を実行できません」というエラーメッセージが表示されてしまい、更新ができなくなります。
トラブルの解決方法
このトラブルを解決するには、以下の方法でシステムドライブ(Cドライブ)を USB フラッシュドライブではないと正しく認識させる必要があります。
① まず「コントロールパネル」の「管理ツール」をダブルクリックします。
②「管理ツール」画面が表示されたら、一覧から「レジストリエディタ―」をダブルクリックしてレジストリエディタ―を起動します。
③ レジストリエディタ―が起動したら、「HKEY_LOCAL_MACHINE ⇒ SYSTEM ⇒ CurrentControlSet ⇒ Control」を参照して、右側に表示された項目にある「PortableOperatingSystem」の値を「1」⇒「0」に変更してパソコンを再起動すれば準備完了です。
無事アップデートが完了
再起動後、Windows Update 画面を開くと何事もなかったようにバージョン「1909」から「20H2」へのアップデートが始まりました。
その後、アップデートは数時間で完了。無事に Windows 10 の最新版となる「20H2」にバージョンアップすることができました。
最新版にバージョンアップすると以下のようにメッセージが表示されます。
さらに嬉しい出来事が・・・
今回のアップデートにより、昨年秋ごろから使用不可能になっていたゲームバー(Xbox Game Bar)のキャプチャ機能が使用可能になり、以前のように Windows の操作や Xbox ゲームの録画ができるようになりました。
※ここしばらく「申し訳ありませんが、お使いの PC はキャプチャのハードウェア要件を満たしていません。」というエラーが表示され、キャプチャすることができませんでしたが・・・
※レジストリを変更してアップデートした後は、エラー表示も消えてキャプチャ機能が使用できるようになりました。
備考・その他
今回の対処で、昨年秋からのトラブルが2つ同時に解決しましたが、まさか、システムドライブを HDD から SSD に交換したことが、2つのトラブルの根本的な原因になっていたとは思ってもみませんでした。
ハードウェア構成の変更は、いろいろなトラブルを招く可能性があるので、くれぐれもご注意ください。
END