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カメラレンズの分解・修理 ~ 重いフォーカスリングを軽くする ~(後編)

この記事は「カメラレンズの分解・修理手順を画像で詳しく解説 ~ 重いフォーカスリングの修理方法 ~(前編)」の続きです。

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~ 修理手順(前編の続き) ~

12.4つのフレキシブル配線を外すと接点と基板が取り外せます。

13.次に側面にあるズームガイドを取り外します。まずは、ビスを緩めて取り外します。

14.ズームガイドのビスを取り外すと、金属製の小さな筒が取り外せるようになります。

15.ズームガイドは別の位置にもうひとつありますので、同じようにビスと金属製の筒を取り外します。

16.2つのズームガイドを取り外すとズームリングが取り外せます。

17.本体と内部レンズを接続しているメッキビス4本を取り外します。

18.これで本体とレンズが分離します。

19.レンズの裏側にはリング状のスプリングが付いていますが、はめ込み式でとても外れやすいので無くさないよう注意してください。

20.本体のフォーカスリングの先端を「カチッ」という音が出るまで軽く左に回します。

21.フォーカスリングを抑えている部品を取り外します。

22.これでフォーカスリングを取り外せますが、この筒にはフォーカスリングの回転を検出するセンサーが取り付けられているので、それにフォーカスリング内側のギザギザが引っ掛からないよう注意して取り外してください。

23.フォーカスリングの内側とフォーカスリングを取り付ける筒を確認したところ、お互いに摩擦で擦れた跡が付いていたので、筒の高い部分を一周紙やすりで削って摩擦抵抗を減らしてみます。

24.プラモデル用の320番の紙やすりで筒の外側を一周分軽く削ります。この時、強く削り過ぎてしまうとフォーカスリングがグラグラとぐらついて、マニュアルフォーカスの操作性が悪くなってしまうので注意してください。

25.筒のやすり掛けが終わったら、綿棒に無水エタノールを付けてフォーカスリングと筒をキレイに掃除します。

26.まずは筒の掃除です。プラスチックの削りカスが付着していると、フォーカスリングを回した時にゴリゴリという感触が出てしまうので、できるだけ念入りに掃除してください。

27.フォーカスリングの内側も掃除します。この部分にチリやホコリが残っているとやはりフォーカスリングの動きが悪くなるので、念入りに掃除してください。

28.最後にフォーカスリングの内側と、筒にグリスを塗ります。

29.まずはフォーカスリングの内側に塗り付けます。付けすぎた場合は軽く拭き取ってください。

30.筒のフォーカスリングが当たる部分にもグリスを塗ります。

31.グリスの塗り付けが終わったら分解とは逆の手順で組み立てます。

32.組み立てが終わったらフォーカスリングがスムーズに回るのを確認して、レンズのメンテナンスと修理は終了です。大変お疲れさまでした。

備考・まとめ

修理前はフォーカスリングを動かすとカメラ本体がグラグラ動いてしまうほどフォーカスリングが重かったのですが、修理後は2本の指で楽に回るくらいに動きが軽くなりましたので、今回の作業結果にはとても満足しています。

欲を言えば「小指一本で軽く回る」状態まで軽くしたいのですが、使っているうちにもっと軽くなるかもしれませんので、しばらくの間はこのまま様子を見たいと思います。

ということで、今回の作業は以上で終了になりますが、今度は後玉レンズの内部に白い大きなゴミが入っていることに気付きましたので、近いうちにこのゴミの除去にチャレンジしてみたいと思います。

END

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