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AI は嘘をつかない?
これは、AI を活用する上で多くの人が気にする点だと思いますが、さて、グーグルのAI「Gemini」とマイクロソフトのAI「Copilot」は、どのように回答するでしょうか?
< Google Gemini の回答 >
私、Geminiは**意識を持って嘘をつくことはありません**。
しかし、私が提供する情報には、以下のような理由で**不正確な点や誤解を招く可能性**があります。
学習データの限界
私はインターネット上の膨大なテキストデータから学習しています。このデータには、**誤った情報、偏った情報、古い情報が含まれている可能性**があります。そのため、学習したデータに基づいて応答を生成する際に、これらの情報を取り込んでしまうことがあります。
ハルシネーション(幻覚)
私は、学習データに存在しない、または関連性の低い情報を**「作り出す」**ことがあります。これは「ハルシネーション(幻覚)」と呼ばれ、**もっともらしいが事実ではない情報**を自信満々に提示してしまう現象です。特に質問が曖昧だったり、私の学習データに十分な情報がない場合に起こりやすいです。
理解の限界
私は言葉の意味を人間のように完全に理解しているわけではありません。統計的なパターンに基づいて単語を並べているため、**文脈を誤解したり、質問の意図を正確に把握できない**ことがあります。
最新情報の不足
私の学習データは、ある時点までの情報に基づいています。そのため、**最新の出来事や情報については知らない**、あるいは古い情報しか持っていない場合があります。
まとめ
私は悪意を持って嘘をつくことはありませんが、上記のような理由から**常に正確な情報を提供できるわけではありません**。私が生成した情報は、特に重要な事柄については、**別の情報源で確認することをおすすめします**。
< Microsoft Copilot の回答 >
基本的には**意図的に嘘をつくことはありません**。Copilotは、正確で信頼性のある情報を提供するよう設計されていて、知識や検索結果に基づいて回答します。ただし、これは「間違いを一切しない」という意味ではなく:嘘ではなく「誤り」が起こることはあります
情報源の誤り
参照したデータが不正確だったり、古かったりする場合。
解釈のズレ
質問の意図を正しく汲み取れなかった場合、的外れな回答になることも。
創造的表現
ユーモアや比喩で遊ぶことがあるけれど、それは事実の歪曲ではなく、文脈による演出です。
嘘を避けるための仕組み
- Microsoftによる安全性や品質のチェックが行われています。
- ユーザーが「間違っている」と感じた場合は、フィードバックを通じて改善されていきます。
意図的な欺きと、構造的な誤解はまったく別物。Copilotは“無為自然”のように、できるかぎり正確で過不足のない情報を自然に届ける存在を目指しています。
まとめ・備考・その他
結果は、グーグルのAI「Gemini」もマイクロソフトのAI「Copilot」も似たような回答で、「意図的な嘘はつきませんが、誤った答えを出してしまうことがあります…」とのことでした。
ということで、ちょっと心配な面はありますが、AIは人間がすれば時間がかかるようなネット上の調べものを数秒でこなす能力を持った存在なので、上手に使いこなすことができれば、強い味方になってくれるでしょう。
END