マウス選びはとても重要
管理人は、仕事がら毎日何時間もマウスを使用するので、新しいマウスを購入する時などは「これでもか!」というくらい時間をかけて選ぶようにしています。
なぜなら、購入したマウスに少しでも気になるところがあると、それがストレスになって仕事の効率が落ちたり、手や手首、腕や肩、首などに大きな負担がかかる可能性があるからです。
ですので、長時間パソコンを使う人にとって「マウス選び」はとても重要な仕事だといえるでしょう。
マウス選びのポイント
マウス選びのおもなポイントは以下となります。マウスは本体を動かしてボタンをクリックするだけの単純な機器ですが、チェックするポイントが意外と多く、満足できる製品を見つけるのは意外と難しい機器だといえるでしょう。
- ① 持ちやすさ
- ② すべりやすさ
- ③ 重さ
- ④ ボタン
- ⑤ ホイール
- ⑥ 接続方式(無線式、コード式)
- ⑦ 読み取り方式
- ⑧ 電源スイッチの有無
① 持ちやすさ
手の大きさだけでなく、持ち方にも合ったデザインのマウスを選びましょう。マウスをつかむ位置に滑り止めのあるマウスは操作性が高く、しかも疲れにくいのでおすすめです。
また、「左右対称」と「左右非対称」のどちらを選ぶのかは使う人の好みによりますが、管理人の経験では、左右対称よりも左右非対称マウスの方が使いやすく疲れにくいと感じます。
② すべりやすさ
すべりが悪いマウスを長時間使うと手首が疲れてしまうので、なるべく軽い力でスイスイ動いてくれるマウスを選びましょう。
すべりやすさは、使ってみなければわからないものなので家電量販店などの実物サンプルで確認することをおすすめしますが、家電量販店にないマウスも多いので、その場合は、インターネットで同じマウスの底面画像を見つけて、底面に貼られている「すべりを良くするシール部材」の大きさを確認してください。
このシール部材の面積が、小さいよりも大きい方がすべりの良いマウスである可能性が高いです。
③ 重量
やはり、軽いマウスの方が体への負担は少ないのでおすすめです。もし、手に持った時に「ちょっと重いかも・・・」と感じたとしても、すべりさえ良ければ意外にも軽く動かすことができるので、あまり気にしなくても大丈夫です。
標準的な重さを大きく超えていなければ問題ありません。
④ ボタン
ボタンはマウス選びの重要ポイントです。以前はマウスのボタンを押すたびに「カチッ!」という音が部屋中に響いていましたが、最近はボタンを静音化したマウスが増えて静かになりました。
周囲に誰もいなければ、どんなに大きな音が出るマウスを使っても構わないと思いますが、レストランやカフェなど周囲に人がいる場所では、なるべく静音タイプのマウスを使用した方が良いでしょう。
⑤ ホイール
左右ボタンの中央にあるスクロール用ホイールも重要です。静音マウスでもホイールを完全に静音にするのは難しいようで、ゆっくり回した時は静かですが、素早く回すとホイールのクリック音が連続して「カラカラカラ・・・」という動作音が出ることがあります。
マウスの中にはホイールのクリックをなくして、スーッと滑らかに連続回転するようにした製品もありますので、ホイールのカラカラ音が気になる場合は、それを探してみてください。
⑥ 接続方式
接続方式には以下の3種類があります。
- ① 有線コード式
- ② 無線式(Bluetooth)
- ③ 無線式(2.4GHz)
そして、それぞれの特徴は以下です。
接続方式 | 特徴 |
---|---|
有線ケーブル式 | 設定不要、軽量で反応が速い、断線する場合がある |
無線式(Bluetooth) | 対応パソコンなら受信機不要で使用可能 省電力に優れている、パソコンの設定が必要 |
無線式(2.4GHz) | USB ポートさえあれば設定不要で使用できる 受信機を紛失するとマウスが使用できなくなる |
<注意>
無線式(2.4GHz)マウスは、受信機(レシーバー)を紛失すると使用できなくなるので、管理にはくれぐれも気を付けてください。
⑦ 読み取り方式
マウスの動きを読み取る方式には以下の4種類があります。
- 光学式(赤色LED)
- ブルーLED方式
- レーザー方式
- 赤外線方式
それぞれの読み取り方式の特徴を簡単に説明すると以下になります。
読み取り方式 | おもな特徴 |
---|---|
光学式 | 光沢面とパターン面に弱い、低価格 |
ブルーLED方式 | 光沢面、パターン面でも使用可能 |
レーザー方式 | ガラス面などLED方式が苦手な面でも使用可能 |
赤外線方式 | 省電力に優れている、感度がやや低い |
⑧ 電源スイッチの有無
無線式(Bluetooth、2.4GHz)マウスの底面には電源スイッチがあります。このスイッチは、マウスを長期間使わない場合や持ち歩く時に使用しますが、マウスの中には、この電源スイッチがない製品があるので、ぜひ注意してください。
マウスパッドは必要?
読み取り方式が「ボール式」だった時代は、ボールの空回りを防止するために必要なものでしたが、光学式やレーザー方式の登場により、なくても困らないものとなりました。
ただ、デスク上で直接マウスを動かすと、デスクの表面が傷付いてすり減ったり、マウス底面に貼ってあるマウスのすべりを良くする部材(シール)が早く消耗して、マウスの寿命を短くしてしまう可能性があるので、基本的に必要なものだと思います。
また、すべりの良いマウスをすべりの良いデスク上で使うと、あまりにもすべり過ぎてクリックした時にマウスが動いてしまう場合があるので、その場合は、マウスパッドを使用すればすべり過ぎを抑えることができます。
備考・その他
マウスは値段的に高いものではありませんが、キーボードと同じくらい頻繁に操作するものです。できるだけじっくりと時間をかけて、ぜひ自分に合った使いやすい製品を選んでください。
END